日頃、食事にパスタを食べるということは日本では普通にありますよね。パスタは、日本蕎麦やラーメンほどは国民食とまでは言えませんが、それでもレストランにはイタリアンレストランとか食べる以外に、ファミリーレストランや喫茶店、後はコンビニエンスストアなどでも売っているほど、我々の食生活においてはとても馴染んでいる食事ということが言えると思います。

そんなパスタですが、なかなか我々の知らないことがかなりありますので、うんちくとしても知っておいたほうが良いパスタに関する豆知識をお伝えします。

どうして茹でる時に塩を入れるの?

まず、パスタを家で茹でる場合に、塩を必ず入れます。これはどうして塩を入れるのでしょうか。レシピに書いてあるから、理由を考えずに塩を入れていたと言う人が多いと思いますが、もちろんパスタの麺を茹でる際に塩を入れるには理由があります。その理由としては、先ずあげられるのが、パスタにまろやかな塩味の下味をつけるためです。ここをもう少し掘り下げると、塩を加えた熱湯で茹でた方がパスタに塩味が浸透しながら茹であがるので、茹であがったあとで塩を振って下味をつけるよりも柔らかく塩味がつくのです。これは、塩味が必要であれば、茹で上がった後に塩をパスタにふりかければ良いのではという人もいますが、この場合ですと、直接塩がパスタの麺にかかってしまうので、麺自体に塩の強さがついてしまって、他の味を邪魔してしまうと言う欠点があります。ところが、塩を加えた熱湯で茹でる場合には、そういうことがなく、麺が程よい塩味が加わり、他の味に影響を与えるというよりも融合されるので、結果的にパスタが美味しくなります。ちなみにどのくらいの塩を使うのかというと、お湯の1%の濃度です。具体的には水1ℓに対して塩10gほどの塩を入れます。また、塩を入れて茹でると、麺の状態がアルデンテの状態になりやすいということもあります。

パスタの食べ方

次にパスタの食べ方ですが、一般的に日本では2つのパターンがあります。一つはフォークでパスタを食べるというパターンと、もう一つはフォークとスプーンを一緒に使ってパスタを食べるというパターンです。一般的にはフォークとスプーンを使ってパスタを食べる方が、何かしら上品に見えるようですけれども、実際にパスタの本場であるイタリアとかではフォークとスプーンを使ってパスタを食べるのは、小さい子どもの食べ方とされていて、とても幼い食べ方とされています。そのため、イタリアなどでパスタを食べる場合にフォークとスプーンを使って食べると、子供扱いされてしまいます。実際に日本でも高級とされているイタリアンレストランではパスタの場合は、フォークしか出ません。

パスタの種類

パスタというと、スパゲティが有名ですが、スパゲティと言うのは、麺の種類でパスタ=スパゲティではありません。実際にパスタの種類は膨大な数があり、スパゲティはその一つになります。では、スパゲティはどういうパスタかというと、基本的には2mm前後のパスタをさします。ぺペロンチーノベースのソースや、トマトソース、野菜系や、魚貝系ソースが合うとされています。スパゲッティーニと言うパスタもあります。スパゲッティーニは、日本で最も多く普及している太さである1.6mm~1.7mmはこのパスタになり、どのソースにも合うとされています。カッペリーニは、もともとの意味は髪の毛というくらいにパスタでは最も細い種類です。特徴としては、ブイヨンスープに入れたり、冷製パスタに使いますし、あっさりとした繊細なソースとあわせるとカッペリーニの特徴が出て、とても美味しくなります。後は平麺には、リングイネ、フェットチーネなどがあり、ショートパスタにはマッケローニ、ペンネなどがあります。