イタリア国内の地方料理って?

日本でも地方によって様々な料理があるように、イタリアでも各地方により、様々な名物料理があります。実際イタリアには、イタリアにはイタリア料理というものは無い、あるのは郷土料理だけだ、という格言があるほどです。
では、どのようなものがあるのでしょうか。それぞれ見てみる事にしましょう。

バターや生クリームをふんだんに使う北イタリア料理

イタリア料理は、大別すると北と南に分ける事ができます。で、北イタリアというのは寒く、そして酪農地帯である事から、乳製品を使った料理が発達してきました。
北イタリア料理からは、我々は高級感を感じ取る事ができるでしょう。例えば来たイタリア料理の代表的なデザートとして、ティラミスがあります。今でこそお手軽に食べる事ができますが、ティラミスというとちょっとした贅沢品である人は多いのではないでしょうか?
その他、やはり酪農が盛んだという事で肉料理が代表的です。ビステッカこと、赤み肉のステーキをドン!と惜しげもなく振舞います。やはりイタリア料理ですからボリュームがあるところが特徴的です。ですが、やはり我々がイタリア料理として一般的にイメージするものとは違いますね。

オリーブオイルを沢山使う、南イタリア料理

我々がイタリア料理としてイメージするほとんどのものは、実は南イタリア料理であるといえます。南イタリア料理の特徴として、オリーブオイルをふんだんに使い、トマト、魚介類も豊富に使います。
イタリア料理を手軽に食べられる店として、カプリチョーザなどが展開しておりますが、カプリチョーザの提供するイタリアンというのは、典型的な南イタリア料理です。オリーブオイルやトマトで味付けし、カラフルで、ボリュームたっぷり。我々は南イタリア料理を知る事で、南イタリアという一部の地域の料理しかイタリア料理について知らなかった事を知るでしょう。

島ゆえに独自の進化を遂げた、シチリア料理

シチリアといえばシチリアマフィアで有名な地域ですが、実は地中海のど真ん中という絶好の地理的条件に位置するこのシチリア島では、特に魚介類がたくさん食べられる事が特徴です。なんせ、島ですからね。シチリアは本島とは離れているが故に、独自の食文化を形成してきました。
特に魚介類の中でも、マグロが昔からよく捕れたので、様々な調理法で親しまれております。特にマグロのオーブン焼きの様に、ステーキの様に豪快に焼き上げる料理がたまらなく美味しいです。