アンティパストとは何であるか

アンティパストとは、イタリアン料理では前菜の事を指します。ストゥッツィキーノ(付け出し)や、アペリティーヴォ(食前酒)と共に好まれることが一般的であるようです。アンティパストには、温かいものもあれば、冷たいものもあり、冷たいものの方が主流であるようです。

アンティパストのコース上での役割としては、食欲の増進のような効果が求められることが多いです。ですので、お腹にたまりにくい、おいしくて、軽くて、もっと食べたいと思わせるようなものがでます。では、アンティパストとして選ばれるような料理には、どのようなものがあるのでしょうか。

アンティパストとして出される料理

アンティパストは、前述したように、軽くて、おいしくて、もっと食べたいと思わせるような料理が選ばれます。どのようなものが多いかというと、やはりサラダのようなものが多いです。なんせ、前菜ですからね。

イタリアの家庭料理には、チコーリアという野菜が使われることが一般的です。チコーリアのインサラータなどは非常にイタリアン料理のアンティパストとしてはメジャーな存在ですね。

また、イタリアには非常に漁師町が多く、日本のように様々な魚介類を食べます。ですので、イワシなどの魚も、イタリア料理にはよく出ることが多く、そしてアンティパストとして使われることが多いようですね。イワシの南蛮漬けは、日本でもかなり御馴染みの料理ですが、イタリアン料理でも定番のアンティパストとなっています。

他にも、魚のたたきは、日本では刺身と一緒に食べられることが多いですが、イタリアン料理でもアンティパストとして親しまれています。特にマグロのたたきはイタリアン料理のアンティパストとしては定番の物で、ものすごく美味しいので、是非一度試してみてください。余談ですが、イタリア語ではスコッタートと呼ばれるたたきですが、、日本語のたたきでも本国イタリアできちんと通じることが多いのが、日本人としては嬉しいですね。和食はかなり世界的に浸透しているようです。

アンティパストには、やはりあっさりとした、それでいて味が際立つ、おいしいものが選ばれることが多いようですね。量的にはあまり多くないみたいです。これはここで美味しいものを少しだけ出して、後の料理に対する期待を膨らませるためでしょう。非常にコースとして計算されていて、嬉しくなりますね。