イタリア料理の中でも、パスタは日本では最もメジャーな料理の一つですよね。一般的な喫茶店でも、パスタを出すところはとても多く、実に身近な料理ということが出来ると思います。そんなわれわれ日本人にとって身近なパスタですが、実際にはきちんとした食べ方があります。

パスタ皿でもマナーがある

まず、注意をしたいのは、パスタがどういうお皿に盛り付けられているかということです。平皿の場合は、基本はフォークだけでいただきます。目安としては口に入るくらいにフォークで上手にパスタを巻いていただいてください。次に深皿の場合は、ソースが飛んでしまったりするので、この場合はスプーンとフォークを上手に使っていただきましょう。

また、この点で注意をしたいのは、フォークで巻き上げたパスタをスプーンに落として食べるというのはNGです。この行為は子供が行う行為と見られて幼稚であると見られてしまいます。イメージとしては、スプーンはパスタを巻く時に併用する食器として存在すると意識をしておいたほうが良いでしょう。

深皿に盛られているパスタは、ソースがとても多いのですが、この場合も最初からかき混ぜるようなことをするとマナー違反になります。食べる直前にパスタと絡ませるのが良しとされていますので、食べる時に一口サイズよりも気持ち小さくすると更に食べやすくなりますし、見た目も上品になります。

パスタの食べ方のマナー

パスタの食べ方には色々なマナーがあります。日本にもうどんやお蕎麦、ラーメンなど麺文化が根づいていますが、うどんやお蕎麦などと同じようにパスタを食べてしまうと、マナー違反になりますので、気をつけましょう。

まずは、パスタを食べる時に音を立ててすすらないということです。日本の場合だと、音を立ててそばを食べると言うのは粋な食べ方とされていますけれども、この麺の食べ方は日本だけで通用する文化で、パスタを食べるときは、当然ですが、音をたててすするのは、マナー違反です。

また、パスタはイタリアでは長いままでないと縁起が悪いとされていて、口に入り切らないので、途中で噛み切る演技が悪いとされています。また、途中で噛み切ってしまうと口先からそのままお皿にパスタが落ちてしまいますので、一緒にいる人に対して行儀が悪いことをしていることになります。したがって、パスタを食べてる途中で噛み切らないようにしましょう。

このようにパスタの食べ方としては、フォークを上手に使うということと、食べるときにはたくさん取るようなことをせずに、食べやすい小さいサイズにして口に運ぶようにしましょう。