とても発音がしにくいストゥッツィキーノ

イタリアン料理ではおなじみのストゥッツィキーノですが、知らない方の方が多いのではないでしょうか。実は、日本のイタリアン料理でも、ストゥッツィキーノが出てくるイタリアン料理店というのはあまりありません。しかし本国ではほぼ当たり前のようにでてくるものです。それにしても非常に発音がしにくいですよね。これが噛まずにすらすらと読める人は、イタリア語を勉強した方がいいんじゃないでしょうか。ネイティブイタリアンにも負けないくらいにぺらぺらになりそうですね。

ストゥッツィキーノとは、日本でいうところの付け出しとか、おつまみという意味合いで使われます。居酒屋やバーなどではお馴染みのものですが、日本のイタリアン料理では馴染みの薄いものです。

ストゥッツィキーノが一般的になった理由

ストゥッツィキーノがなぜ出されるようになったかというと、商売上の戦略であることが一番の理由であるようです。食前酒を売りたい、食べ物を売りたい、どっちも売るにはどうするのが一番いいだろう・・・と考え出されたのがストゥッツィキーノであるわけです。日本の居酒屋などで付け出しがでるのも同様の理由なのでしょうが、今では文化として当たり前になっているようなものでも、最初は商売上の戦略として始められたものは非常に多いわけで、ストゥッツィキーノもそのひとつであるわけです。日本で商売上の戦略として始まり、今では文化となっているものとしてひとつ挙げると、節分の時の恵方巻きがありますね。商売と文化は切っても切れない関係であるといったところでしょうか。

ストゥッツィキーノとして挙げられる料理

ストゥッツィキーノとしてどのようなものがあるかというと、軽い揚げ物などが出されることが多いです。スナック感覚で気軽に、手軽に楽しまれるようなものが一般的であるようですね。揚げ物以外にも、オリーブのオイル漬けや、ピクルスのような漬物の類がでてくることもあるようです。あくまでも、食前酒がより楽しめるような食べ物が選ばれる傾向が強いようですね。

ストゥッツィキーノは、比較的作ることが簡単なものが多いので、家庭でも楽しむ事が出来ます。余暇を使って、ストゥッツィキーノを作り、本格的なイタリアン料理を家庭で楽しんでみませんか。とても食卓が華やかになりますよ。